MES(H8/OS 5.0)コマンド操作マニュアル

  1. dumpコマンド
  2. メモリの内容を表示する。

    dump [w] 先頭メモリ番地

    使用例:dump 200000

    デフォルトでは、1バイト単位で128バイトの内容を表示する。
    もし。オプションで「w」を指定するとワードアクセスをして2バイト単位で表示をする。
    メモリ番地は、16進数で指定をする。

  3. setdataコマンド
  4. メモリデータの内容を更新する。

    setdata [w] メモリ番地 データ

    デフォルトでは、1バイト単位で内容を更新する。
    もし。オプションで「w」を指定するとワードアクセスをして2バイト単位で更新をする。
    メモリ番地とデータは、16進数で指定をする。

  5. dirコマンド
  6. 対象となるフォルダのファイル一覧を表示する。
    フォルダ指定を省略した場合は、カレントフォルダの一覧を表示する。

    dir [対象フォルダ]

  7. cdコマンド
  8. カレントフォルダを変更する。
    例えば、内蔵ROMディスク上のファイルのトップフォルダは /rom0/ と指定する。
    RAMディスク上のファイルのトップフォルダは /ram0/ と指定する。
    外付ROMディスク/AT24C1024上のファイルのトップフォルダは /se0/ と指定する。

    cd 対象フォルダ

  9. pwdコマンド
  10. 現在のカレントフォルダを表示する。

    pwd

  11. delコマンド
  12. ファイルの内容を削除する。

    del ファイル名

    ただし、内蔵ROMディスク(/rom0/)上のファイルは削除することができない。

  13. formatコマンド
  14. ディスクをフォーマットする。

    format デバイス名

    ただし、内蔵ROMディスク(rom0)はフォーマットすることができない。

  15. zeromemコマンド
  16. メモリの内容を初期化する。

    zeromem 先頭メモリ番地 サイズ

    先頭メモリ番地とサイズは、16進数で指定をする。

  17. ifconfigコマンド
  18. ネットワークアダプタを有効にしてIPアドレスを設定する。

    ifconfig ネットワークデバイス IPアドレス

    使用例:ifconfig ne0 192.168.0.1

    ネットワークデバイスとしては、NE2000ならば「ne0」、IEEE801.11無線LANならば「wi0」などとする。
    ネットワークデバイスの構成はマイコンボードにより異なる。
    ネットマスクは、255.255.255.0となる。

  19. gatewayコマンド
  20. デフォルトゲートウェイを設定する。

    gateway IPアドレス

    使用例:gateway 192.168.0.240

  21. dhcpコマンド
  22. ネットワークアダプタを有効にしてDHCPサーバよりIPアドレスを取得し自動設定する。

    dhcp ネットワークデバイス

    使用例:dhcp ne0

    ネットワークデバイスとしては、NE2000ならば「ne0」、IEEE801.11無線LANならば「wi0」などとする。
    ネットワークデバイスの構成はマイコンボードにより異なる。
    ネットマスクは、255.255.255.0となる。

  23. tftpコマンド
  24. TFTPクライアントを起動し、TFTPサーバからファイルを転送する。

    tftp IPアドレス

    使用例:tftp 192.168.0.100

    TFTPは基本的にエラーチェックをしないので、たとえTFTPサーバが存在しない、または、該当するファイルが存在しなくてもエラーを検出しない。
    ただ、ひたすら待つのみである。なぜなら、TFTPは簡易ファイル転送だからである。
    このコマンドを実行するとTFTPプロンプトに入る。
    このTFTPクライアントは以下のコマンドしかサポートしない。

    1. getコマンド(TFTPコマンド)
    2. TFTPサーバよりファイルをダウンロードする

      get ファイル名

    3. quitコマンド(TFTPコマンド)
    4. TFTPプロンプトを抜ける

    RAMディスク上にプログラムを置いて実行する場合、パソコンからCOFF型式の実行ファイルをマイコンへ転送する場合、シリアルポート経由でも構わないが、情况によっては転送が非常に低速だったり、転送エラーが発生することも予想される。
    従って、パソコンからCOFF型式の実行ファイルをマイコンへ転送する場合、LAN経由でTFTPを使うことを奨める。
    この場合、転送が非常に高速でトラブルがほとんどない。

  25. プログラム実行(1)
  26. プログラムを実行する。

    実行ファイル名 [引数........]

    実行ファイルの型式はリロケーション可能でダイナミックリンクライブラリ対応のCOFF型式となる。
    MESGCCパッケージを利用することにより、そのような実行ファイルを生成することができる。
    MESでは実行時にアドレス解決とシンボル解決を行うので、コンパイル時にはシンボル定義エラーを完全に検出することが不可能となる。
    従って、シンボル定義エラーの実行ファイルを実行すると「File not found」とエラーを返すので注意を要する。

  27. プログラム実行(2)
  28. マルチタスクでプログラムを実行する。

    実行ファイル名 [引数........] &

    MESはマルチタスクOSなので、複数のプログラムを同時実行可能となる。